切らずに治療する方法は
多汗症の治療がしたいとはいってもいきなり手術しないといけないとなれば怖いなあという風に感じるものです。できるのであれば切らずに治療したいものです。切らずに治療するにはどういう治療法があるのかを知っておく必要があります。
効果は一時的なので継続的に治療を受ける必要がある
多汗症の患部を切らずに治す方法としてはたくさんあるわけですが、どの方法においても効果は限定的になりますので、どうしても継続的な治療が必要になります。そういう点ではずっと治療を受け続ける必要が出てきます。
多汗症の治療でいきなり手術を受けなさいと言う風に言われることはないと言ってもいいでしょう。ですから、安心して診療機関を受診してみてください。具体的な治療法としては患部に塗って寝るだけでいい塩化アルミニウム液や水道水に患部を付けたまま微弱の電流を流して汗腺の活動を抑えるイオントフォレーシス、効果が数か月続くボトックス注射などがあります。
切らずに治療しても効果がない場合に初めて手術が検討される
多汗症の治療では切らずに治療ができるかどうかをいろいろと試したうえで、十分な効果を上げることができなかった場合に初めて手術が検討されるのです。特に手のひらや顔の局所性多汗症について施される胸部交感神経遮断術や足の裏の局所性多汗症について施される腰部交感神経遮断術、ワキについて施される剪除法などがあります。どちらにしても医師からきちんと説明が行われますので、納得した上で手術に臨んでください。
治療の順番はきちっとある
医療機関で治療をする場合はまず患部を切らずに行える治療法が試されます。それでも治療効果が上がらない時に手術が検討されます。手術を受ける時はきちんと説明を聞いて納得してから臨むべきです。